メイン画像はクリックされるための1枚ですが、サブ画像は「買うかどうか」を決める場所です。ここが薄いと、せっかく呼び込んだお客様がカートに入れずに戻ります。
結論から言うと、Amazonサブ画像の構成は「購入理由 → サイズ → 使用場面 → 品質の根拠 → 使い方 → 適合しないケース」の順が基本の型です。この記事では、メイン画像の次に並ぶ6枚をどう配分するかを、枚ごとに書きます。
前提:サブ画像は「読む」もの
商品ページに来たお客様は、画像を上から順にタップして送ります。文章はほとんど読まれませんが、画像に書かれた文字は読まれます。
つまりサブ画像は、写真ではなく説明資料です。きれいな写真を6枚並べても、買う理由にはなりません。
登録できる枚数はカテゴリーによって異なります。セラーセントラルの登録画面で上限を確認してください。この記事では、メイン画像の後ろに6枚置ける前提で書きます。
6枚の型
上から次の順で置きます。
2枚目:いちばん強い購入理由
競合と比べて明確に勝っている点をひとつだけ、大きな文字で。ここは商品名の1つ目の要素と揃えます。
複数の良い点を1枚に詰めないでください。1枚1メッセージです。
3枚目:サイズ・容量の実数
寸法を数字で入れ、身近なものと並べて大きさが伝わるようにします。500mlのペットボトル、A4の紙、スマートフォン。定規の画像だけだと、実感が湧きません。
サイズ違いや色違いがあるなら、この枚で一覧にします。
4枚目:使っている場面
誰が、どこで、どう使うか。ここでお客様は「自分の生活に置いた姿」を想像します。
商品単体を白背景で撮った写真ばかりだと、この想像が起きません。
5枚目:品質・作りの根拠
価格の理由に答える枚です。素材の拡大、縫製や接合部のアップ、検品の様子。競合より高い価格を付けているなら、ここが最重要になります。
6枚目:使い方・お手入れ
取り付け手順、洗えるかどうか、電池やパーツの要否。購入後の不安を消す枚です。
7枚目:適合しないケースと問い合わせ先
「この用途には向きません」を明記します。売り逃しに見えますが、返品率と低評価が減るほうが結果的に得です。対応してもらえる期間や問い合わせ窓口もここに入れます。
商品タイプによって入れ替える枚
上の型は、多くの商品に当てはまる基本形です。ただし、お客様が買う前に迷う点は商品によって違うので、次のように順番を入れ替えます。
| 商品のタイプ | 前に出す枚 | 理由 |
|---|---|---|
| 服・靴・収納など、サイズで失敗しやすい | 3枚目のサイズを2枚目へ | 「合うかどうか」が最初の迷い |
| 消耗品・日用品 | 容量と1回あたりの量を2〜3枚目に | 「何日もつか」で比べられる |
| 組み立て・取り付けが要る | 6枚目の使い方を4枚目へ | 「自分で付けられるか」で離脱する |
| 贈り物に選ばれやすい | 4枚目に包装・同梱物の写真 | 届いたときの姿を確かめたい |
判断に迷ったら、自社の低評価レビューを見ていちばん多い不満がどの枚の内容かを数えてください。その枚を1つ前に出すのが入れ替えの目安です。
作るときの決まりごと
文字は大きく、少なく。 スマートフォンでは画像が親指の幅ほどに縮みます。1枚に入れる文章は、見出し1行+補足1〜2行が限界です。パソコンの画面で見て「ちょうどいい」と感じたら、たいてい小さすぎます。
正方形で作る。 一覧では正方形に切られて表示されるので、端に文字を置くと切れます。上下左右に余白を取ってください。
同じ書式で揃える。 6枚で見出しの位置や文字色がばらばらだと、素人がつぎはぎで作った印象になります。1枚ぶんの型を先に決めて、そこに流し込みます。
誇大な表現を入れない。 画像の中の文字も広告表現の対象です。他社との比較を断定する表現や、根拠のない最上級表現は避けてください。
縮小して確認する。 作った画像を実際のスマートフォンで開き、指で送りながら読めるか確かめます。この確認をしていない画像は、たいてい文字が小さすぎます。
よくある失敗と直し方
作り直しの相談で多いのは、次の4つです。
同じ写真の色違い・角度違いが並ぶ。 6枚あっても、伝わっている情報は1枚ぶんです。角度違いは1枚にまとめ、空いた枠をサイズや使い方に回します。
2枚目がブランドの紹介になっている。 ロゴや会社の想いは、買う理由を探している人には後回しの情報です。ブランドの話は商品紹介コンテンツ(A+)に移し、2枚目は購入理由に戻します。
数字が書かれていない。 「たっぷり入る」「コンパクト」は人によって受け取り方が違います。仮に容量が2Lなら「2L ペットボトル1本分」のように、実数と身近な比較を並べます。
メイン画像と色味が違う。 撮影日や照明が違うと、同じ商品なのに色がずれて見え、「届いた色が違う」という低評価につながります。色の出方は1枚ずつではなく、6枚並べて確かめてください。
何を書くかの見つけ方
内容は想像ではなく、次の3か所から取ります。
| 出どころ | そこから分かること |
|---|---|
| 自社の低評価レビュー | 買う前に知りたかったこと。先に書けば返品が減る |
| 商品ページのQ&A | ページで答えられていない点がそのまま出ている |
| 競合の星3レビュー | 「悪くないが〇〇が惜しい」に本音が出る |
自社がその点をクリアしているなら、上の枚に持っていきます。
撮り直しの優先順位
6枚すべてを一度に作り直すのは負担が大きいので、順番を決めます。
- 2枚目(最大の購入理由)。ここが弱いと、後ろの5枚は見られません
- 3枚目(サイズ)。サイズが分からない商品は購入が先送りされます
- 5枚目(品質の根拠)。価格が競合より高い場合はここを先に
- 残り
枚数が足りていないページなら、まず埋めるところからです。3枚しかない状態は、それだけで機会を捨てています。
変えたら数字で確かめる
サブ画像を差し替えたら、差し替え日をメモして前後2週間を比べます。
見るのはユニットセッション率(ページに来た人のうち何%が買ったか)です。サブ画像はページに来た人にしか見えないので、セッション数(流入)は基本的に動きません。動くのは購入率です。
同時に複数箇所を変えないこと。 メイン画像や商品名と一緒に変えると、どれが効いたのか分からなくなります。1回に1か所です。
数字が動かないなら、書いた内容がお客様の迷いと合っていません。低評価レビューとQ&Aへの回答に戻ってください。
判断の目安も置いておきます。仮に、月のセッション数が1,200・ユニットセッション率7%の商品で、2枚目と3枚目を作り直したとします。購入率が7%から8%に上がれば、月の販売数は84個から96個。売価3,500円なら売上でおよそ4万2,000円の差です。セッション数が週に100を下回る商品では、購入率のぶれが大きくて判断できないので、4週間ずつで比べてください。
制作にかかる手間も見ておきます。1枚あたり、撮影と文字入れで1〜2時間が目安です。6枚を一度に作ると1日仕事になるので、優先順位の高い3枚から着手して、公開してから残りを足す進め方で構いません。撮影から任せたい場合は、Amazon運用代行で対応できる範囲を確認してください。
よくある質問
サブ画像は何枚まで登録できますか。 登録できる枚数はカテゴリーによって異なり、変更されることもあります。セラーセントラルの登録画面に表示される上限を確認してください。枠が余っているなら、内容の薄い枚を足すより、優先順位の高い枚を作り込むほうが効きます。
画像に文字を入れても問題ありませんか。 メイン画像は文字を入れられませんが、サブ画像は入れられます。ただし画像内の文字も広告表現の対象です。他社との比較を断定する表現や、根拠のない最上級表現は避けてください。効能や効果の表現は、カテゴリーによって書ける範囲が変わります。
動画も入れたほうがいいですか。 静止画6枚が埋まってからにしてください。順番を逆にすると、手間の割に数字が動きません。判断の基準は商品ページに動画を入れるべきかの見分け方にまとめています。
サブ画像の画素数の目安はどれくらいですか。 拡大表示を使えるようにするため、長辺を1,000ピクセル以上で作るのが一般的な目安です。ただし画像の要件は変更されることがあるので、登録前にセラーセントラルの画像の規定で最新の数値を確認してください。文字入りの画像は、書き出したあとにスマートフォンで拡大して、文字がにじんでいないかも見ます。
サブ画像を作り直すと、どれくらいで効果が分かりますか。 差し替えから前後2週間ずつのユニットセッション率を比べるのが目安です。セッション数が週に100を下回る商品は数字のぶれが大きいので、4週間ずつで比べてください。検索順位のように時間をかけて動く指標ではないため、1か月たっても購入率が変わらなければ、書いた内容を見直す段階です。
まとめ
- サブ画像は写真ではなく説明資料。画像の中の文字は読まれる
- 型は「②最大の購入理由 → ③サイズの実数 → ④使用場面 → ⑤品質の根拠 → ⑥使い方 → ⑦適合しないケースと問い合わせ窓口」
- 1枚1メッセージ。見出し1行+補足1〜2行まで
- 正方形で作り、端に文字を置かない。6枚の書式を揃える
- 内容は低評価レビュー・Q&A・競合の星3レビューから拾う
- 直す順番は「2枚目 → 3枚目 → 5枚目 → 残り」
- 効果はユニットセッション率で確認。1回に1か所だけ変える
作ったら最後に、自分のスマートフォンで指を動かしながら見てください。それだけで直すべき点が見つかります。
