広告運用代行で実際にやること

段階作業目的
1. 棚卸しキャンペーン構造の把握、検索用語レポートの読み込み広告費がどの検索語に消えているかを見る
2. 止血成果の出ていない検索語の除外、重複キャンペーンの整理予算を増やさずに無駄を止める
3. 構造の設計オート/マニュアルの役割分担、商品群ごとのキャンペーン分け上げ下げの判断ができる形にする
4. 目標の設定粗利率から損益分岐ACOSを出し、目標ACOSを決める「何%なら赤字か」を数字で持つ
5. 週次の調整入札・予算・掲載枠の調整、新しい検索語の追加目標に対して外れたところを直す
6. 月次の確認ACOS・TACOS・自然流入の比率を確認し、次月の優先順位を決める広告依存の体質にしない

「広告を増やせば売上は増える」は正しいのですが、増えた売上の大半が広告費に消えていれば意味がありません。当社は手数料・配送料・広告費を引いたあとに残る利益を先に計算し、そこから広告の上限を決めます。

広告運用代行の費用。3つの料金の型

代行の費用は「月いくら」だけでは比べられません。料金の型が3つあり、同じ月額でも広告費の規模によって年間の支払額が大きく変わるからです。

料金の型仕組み向きやすい状況注意する点
月額固定広告費にかかわらず毎月定額広告費が大きい、予算を読みたい広告費が小さいうちは割高に見える
広告費連動広告費の何%かを支払う広告費が小さい、まず試したい広告費を増やすほど代行側の収入が増える構造になる
売上連動広告経由売上の何%かを支払う成果に連動させたい粗利率が薄い商品だと手元が薄くなる

比べるときは、自社の月の広告費を3つの型に当てはめて年額に直します。初期費用、最低契約期間、レポートやキャンペーン再構築の追加費用が別建てになっていないかも同時に確認してください。型ごとの年額の試算と、見積もりで確認する項目はAmazon広告の運用代行の費用にまとめています。当社の料金は料金ページに掲載しています。

ACOSとTACOSの見方

  • ACOS=広告費 ÷ 広告経由の売上。広告の効率を見る数字
  • TACOS=広告費 ÷ 全体の売上。事業全体で広告にどれだけ頼っているかを見る数字

ACOSだけを見ていると、広告経由の売上が増えるほど「効率が良くなった」ように見えます。TACOSが月を追うごとに上がっているなら、自然流入が育たず、広告に依存する体質になっています。目標値は業界平均ではなく、自社の粗利率から出します(ACOSの目標値の決め方、TACOSとは)。損益分岐ACOSは利益シミュレーターで計算できます。

自分で運用するか、代行(代理店)に頼むか

判断の軸は「時間」と「判断基準」の2つです。

自分で運用代行・代理店に頼む
向いている商品数が少ない、週に数時間は管理画面を見られる商品数が多い、担当者がいない、時間を買いたい
費用広告費のみ(自社の作業時間は別)広告費+代行費用(月額固定 or 広告費の何%)
つまずきやすい点検索用語レポートを読まず、入札の上げ下げだけを繰り返す報告がACOSだけで、利益が増えているか分からない
折衷案月次サポート(当社が設計と判断基準を作り、実作業は自社)フルサポート(実作業まで当社)

自社でやる場合も、作業時間を金額に置き換えて比べると判断しやすくなります。考え方は自分で運用するか、代行に頼むかに、頼んだあとに起きることは代行に頼むメリット・デメリットに書きました。迷っている段階なら、まず8問の無料診断で広告以外の詰まりも含めて見てから決めるのをお勧めします。広告だけ直しても、商品ページや在庫が原因なら利益は増えません。

広告運用代行を比較するときに見る5つの点

  1. 料金の型:月額固定か、広告費の何%か。広告費連動だと「広告費を増やすほど代行会社の収入が増える」構造になる点に注意
  2. 担当者:実際に管理画面を触る人が、自分で広告費を払って運用した経験があるか
  3. 報告:ACOSだけでなく、TACOSと自然流入の推移まで報告するか
  4. 除外運用:検索用語レポートを定期的に読み、除外を続けているか(ここをやらない会社が多い)
  5. 引き継ぎ:契約が終わったとき、キャンペーンと判断基準が手元に残るか

詳しくは広告運用代行を比較するときに見る5つの点と、見積もりの場で聞く質問をまとめた広告代理店の選び方に書いています。

当社の広告運用の範囲と料金

プラン料金(税別)広告に関する内容
スポット診断無料広告アカウントの現状分析と、改善の優先順位
月次サポート月額100,000円広告の設定・調整の助言、目標ACOSの設定、週次の調整方針、チャット相談
フルサポート月額300,000円広告運用の実作業(キャンペーン構築、入札・予算・除外の調整、月次レポート)

月次サポートは「自社で手を動かす人がいる」場合、フルサポートは「実作業ごと任せたい」場合に向いています。いずれも月額固定で、広告費に連動する費用はありません。広告以外の領域(商品ページ・在庫・価格・レビュー)も含めた全体像はAmazon運用代行をご覧ください。成果を保証するものではありません。

進め方

  1. 8問の無料診断またはフォームからご連絡
  2. 初回ヒアリング(オンライン45分)で広告の現状と粗利率をうかがう
  3. 検索用語レポートとキャンペーン構造を拝見し、止血できる箇所と設計案をご提案
  4. 支援開始。最初の1か月は「止血」、2か月目から構造の設計と目標運用へ

よくある質問

広告運用代行の費用はいくらくらいですか。 料金の型(月額固定・広告費連動・売上連動)と広告費の規模で変わるため、月額だけでは比べられません。自社の広告費を当てはめて年額で比べる方法を費用の記事に、当社の料金は料金ページにまとめています。

広告費はどのくらい必要ですか。 商品と目標によります。当社は「まず今の予算の無駄を止める」ことから始めるので、最初から広告費を増やすことはお勧めしていません。

成果が出るまでどのくらいかかりますか。 除外による無駄の削減は最初の1か月で数字に出ることが多く、キャンペーン構造の設計と目標ACOSでの運用は2〜3か月目からです。商品ページや在庫に原因がある場合は、広告だけでは改善しないので、その旨を先にお伝えします。

最低契約期間はありますか。 月単位で、長期の縛りは設けていません。契約条件は初回のご提案時に書面でお渡しします。

運用は自社のアカウントで行われますか。 はい。お客様のセラーセントラルの中で運用します。契約が終わってもキャンペーンの設定、除外キーワード、判断基準の文書はそのまま手元に残ります。

広告を止めると売上が落ちるのが怖いのですが。 止め方に順番があります。広告を止めると何が起きるかで手順を説明しています。

スポンサーブランド広告やディスプレイ広告も対応しますか。 対応します。ただし、スポンサープロダクト広告の構造が整っていない段階では、先にそちらを直すことをお勧めします(3つの広告の違いと使い分け)。

個人や小規模でも頼めますか。 頼めます。月次サポートは自社で手を動かす前提の設計なので、小規模の方はまずこちらから始めることが多いです。相談前に用意しておくものは個人・小規模でも相談できるかをご覧ください。

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