Amazon商品説明文 書き方で迷う出品者の多くは、箇条書き5行を書き終えたところで手が止まります。箇条書きで言いたいことは言ってしまったので、説明文に何を書けばいいのか分からない。結果として、箇条書きをそのまま貼り直したり、メーカーの資料を丸ごと流し込んだりしてしまいます。
ただ、説明文は箇条書きと同じことを書く場所ではありません。箇条書きを読んでもまだ買うか決めきれない人が、最後の迷いを消すために読む場所です。特にA+(商品紹介コンテンツ)をまだ作っていない商品では、ページの下半分を受け持つのは説明文だけになります。
この記事では、A+が無い段階で説明文に入れる中身、箇条書きとの分担、書いてはいけない表現、書いたあとの点検までを順に書きます。
Amazon商品説明文の役割は「迷いを消すこと」
商品ページを上から読む人は、だいたい次の順で判断します。
- メイン画像と商品名で「自分が探している物か」を判断する
- 価格とレビューの星で「候補に残すか」を決める
- 箇条書き5行で「自分の用途に合うか」を確かめる
- サブ画像と説明文(またはA+)で「本当に大丈夫か」を詰める
説明文が読まれるのは4番目です。ここまで来た人は、すでに買う気が半分あります。足りないのは、サイズが合うか、使い方が分かるか、届いてから困らないかといった具体的な不安の解消です。
だから説明文で魅力を並べ直す必要はありません。箇条書きで伝えた強みを、使う場面・手順・条件に落として「自分の場合はどうなるか」を読者が判断できるようにします。
箇条書き5行との役割分担
箇条書きと説明文は、書く内容がかぶりやすい場所です。先に分担を決めておくと、どちらも薄くなるのを防げます。
| 項目 | 箇条書き5行 | 商品説明文 |
|---|---|---|
| 役割 | 買う理由を短く伝える | 買ってからの不安を消す |
| 読まれ方 | 流し読み。各行の冒頭だけ読まれることが多い | 迷っている人が上から順に読む |
| 1項目の長さ | 1行で言い切る | 段落で条件や手順まで書ける |
| 向く内容 | 強み・用途・差別化の要点 | 使う場面、使い方の手順、サイズの選び方、お手入れ、同梱物、注意点 |
| 書き方 | 【見出し】+要点 | 見出し+2〜4文の段落 |
箇条書きの設計そのものは箇条書き5行の設計にまとめています。説明文は、そこで書いた5行それぞれについて「もう一段詳しく知りたい人」のための受け皿だと考えると、書く内容が決まります。
たとえば箇条書きに「【洗濯機で丸洗い】ネットに入れて洗えます」と書いたなら、説明文では「ネットは目の細かいものを使う」「乾燥機は使わない」「何回ほど洗うとゴムが緩みやすいか」まで書きます。箇条書きは約束、説明文はその約束の使い方です。
A+が無いときに入れる5つの中身
A+をまだ作っていない商品なら、説明文に次の5つを入れます。上から順に並べると、読む人の疑問の順番と揃います。
- こんな人・こんな場面向け(2〜3文):誰がどんなときに使う物かを具体的に。「一人暮らしの狭いキッチンで」「週末のキャンプで」など
- 使い方の手順(番号付き3〜5行):開封してから使い始めるまで。組み立てや初期設定があるなら特に厚く
- サイズ・容量の選び方:複数サイズがあるなら、どの条件でどれを選ぶか。単品なら「この寸法なら入る・入らない」の目安
- お手入れ・保管:洗い方、拭き方、しまい方。消耗品なら交換の目安
- 注意点と同梱物:使えない環境、組み合わせられない製品、箱に入っている物の一覧
文字数の上限はカテゴリーや入力方法で変わることがあるので、セラーセントラルの入力欄で確認してください。目安として、5つを書いても1,000〜1,500字程度に収まる量が読みやすい長さです。長く書くほど良いわけではありません。
見出しと改行で区切る
説明文は装飾が限られます。太字や表は使えない前提で、【】の見出しと改行で区切ってください。段落が切れ目なく続くと、スマホでは壁のような文字の塊になり、読まれずに飛ばされます。
区切り方の例です。
【こんな方に】
狭いキッチンで調理台を広く使いたい方に向けた、幅15cmの水切りラックです。
【使い方】
1. 本体を広げ、脚のロックを下までスライドします
2. 水受けトレーを下段に差し込みます
3. 排水口をシンク側に向けて置きます
箇条書きとかぶらせない書き方と、避ける表現
いちばん多い失敗は、箇条書きと同じ文を説明文にもう一度書くことです。読む人には「同じことしか書いていないページ」に見え、追加の情報がないので迷いが消えません。
かぶりを避けるには、箇条書きの各行に対して「なぜ」「どうやって」「どんな条件で」のどれかを1つ足します。
| 箇条書きの1行 | 説明文で足すこと |
|---|---|
| 【軽量】重さ320g | どの場面で軽さが効くか(持ち運び・片手での操作) |
| 【5サイズ展開】S〜XL | 身長・足のサイズなど、選ぶときの基準 |
| 【組み立て簡単】工具不要 | 組み立ての手順と、かかる時間の目安 |
| 【丸洗いOK】 | 洗い方の手順と、避けたい洗い方 |
検索に効く語を入れたいという理由で、説明文に語を詰め込むのも避けてください。検索語の受け皿は、商品名・検索キーワード欄(バックエンド)・商品仕様(属性)欄が先です。説明文は読まれる文章として書き、関連語は自然に入る範囲にとどめます。
書いてはいけない表現
説明文にも、商品名や箇条書きと同じ規約がかかります。書いたあとに次を確認してください。
- 外部サイトのURL・電話番号・メールアドレス:誘導は規約違反になります
- 送料・配送・セールの案内:「今だけ」「送料無料」など、変わる情報は書かない
- 他社商品との名指しの比較:比較したいなら仕様の数字で示す
- 根拠のない最上級表現:「最高品質」「業界初」など、証明できない言い切り
- 効能・効果の断定:健康・美容に関わる表現は、カテゴリーと法令で書ける範囲が変わります。薬機法などの規制にかかる商品は、表現を事前に確かめてください
- レビューを促す文:「レビューを書いてください」は書かない
ここに引っかかる表現があると、出品が止まったり表示が制限されたりすることがあります。説明文は一度書くと見直されにくい場所なので、最初に点検しておくのが近道です。
A+を作ったあとの説明文
ブランド登録をしてA+を作ると、多くの場合、A+が商品説明の位置に表示され、テキストの説明文は見えにくくなります。だからといって説明文を空にしてよいわけではありません。
- A+が表示されない環境や画面がある前提で、説明文は残しておく
- 説明文で書いていた「使い方の手順」「サイズの選び方」は、A+の画像付きモジュールに移すと伝わりやすい
- A+の構成はA+に何を載せるかの型を参考に、説明文の5つの中身を画像に置き換える形で組むと迷いません
つまり、A+が無い間に説明文をきちんと書いておくことは、A+を作るときの設計図にもなります。
書いたあとの点検手順
書き終えたら、次の順で確認します。
- スマホで表示を見る:改行が意図どおりか、見出しが埋もれていないか
- 箇条書きと並べて読む:同じ文が2回出ていないか
- Q&Aとレビューを読む:そこに出ている質問に、説明文が答えているか(答え方は商品ページのQ&Aへの回答も参考にしてください)
- NG表現を検索する:URL・送料・最上級・効能の語が混ざっていないか
- 1か月後に見直す:新しく来た質問や低評価の理由を、説明文に足す
3番目が特に大事です。Q&Aやレビューに出てくる疑問は、説明文が答えていない項目の一覧です。仮に「洗えますか」という質問が月に2件来ているなら、説明文のお手入れの段落が足りていないサインです。
商品ページ全体の見直しは出品ページの点検リストで20項目を順に確認できます。どこから直すか決められない場合は、無料の運用診断で商品ページ・広告・在庫のどこが弱いかを先に整理してください。
よくある質問
商品説明文は検索順位に影響しますか。 影響の大きさは公開されていないため、断定はできません。検索語の受け皿としては商品名・検索キーワード欄・属性欄を先に整え、説明文は読まれて迷いを消す文章として書くほうが、購入率の面で確かな効果が見込めます。
メーカーの説明資料をそのまま貼ってもいいですか。 内容が正確でも、読む人の疑問の順番になっていないことが多いです。資料は材料として使い、「こんな人向け」「使い方」「選び方」「お手入れ」「注意点と同梱物」の順に並べ替えてください。他社の文章を流用する場合は、使用の許可があるかを先に確認します。
A+があるなら説明文は書かなくてもいいですか。 A+が表示されない画面や環境もあるため、説明文は残しておくのが無難です。A+と同じ内容を短くまとめた形でかまいません。
説明文はどのくらいの頻度で直せばいいですか。 月に1回、Q&Aとレビューを読んで、新しく出てきた疑問を足すくらいで足ります。仕様の変更や同梱物の変更があったときは、その日のうちに直してください。
まとめ
- 説明文は箇条書きの繰り返しではなく、買う直前の「迷いを消す場所」
- 箇条書きは買う理由、説明文は使い方・条件・お手入れ・注意点と分担する
- A+が無い間は「こんな人向け→使い方→選び方→お手入れ→注意点と同梱物」の5つを入れる
- 【】の見出しと改行で区切り、スマホで読める形にする
- URL・送料・最上級表現・効能の断定・レビューの依頼は書かない
- Q&Aとレビューに出る疑問を、月1回説明文に足す
まずは主力商品の説明文を開き、箇条書きと同じ文が入っていないかを確かめてください。商品ページ全体の手入れを任せたい場合は、Amazon運用代行の内容にページ改善の範囲を載せています。
