Amazonの商品登録画面には、お客様からは見えない「検索キーワード」という入力欄があります。バックエンドキーワードとも呼ばれます。タイトルや箇条書きに入れきれなかった語を、検索の対象として足しておくための欄です。
見えない欄なので後回しにされがちですが、空欄のままだと、タイトルに入れなかった言い回しで検索した人には商品が出ません。逆に、思いつく語を詰め込むと、上限を超えて欄全体が使われない、ということも起きます。
この記事では、Amazonの検索キーワード欄に入れる語と入れない語、日本語で書くときの文字数の考え方、書いた後に効いているかを確かめる方法をまとめます。
Amazonの検索キーワード欄とは
検索キーワード欄は、商品の詳細情報を登録する画面の「キーワード」の項目にあります。ここに入れた語は商品ページには表示されませんが、検索で商品を見つけてもらうための材料として使われます。
検索で拾われる材料は、主に次の場所から来ています。
| 場所 | お客様から見えるか | 役割 |
|---|---|---|
| 商品名(タイトル) | 見える | 一番重く扱われる。主要な語を入れる |
| 箇条書き(商品の仕様) | 見える | 特徴と一緒に関連語を入れる |
| 商品説明・A+ | 見える | 詳しい説明。検索での扱いは場所により異なる |
| 属性(素材・色・サイズなど) | 一部見える | 絞り込み検索に使われる |
| 検索キーワード欄 | 見えない | 上の場所に入らなかった語を補う |
つまり検索キーワード欄は「補欠」です。主力の語はまずタイトルと箇条書きに入れ、そこに入らなかった言い換えや表記ゆれをこの欄で拾う、という順番で考えます。タイトルの組み立て方は商品名の書き方、属性の埋め方は属性欄の埋め方にまとめています。
入れる語と入れない語
入れる語
- 言い換え・類義語:水筒/ボトル/マグボトル のように、同じものを指す別の言い方
- 表記ゆれ:ひらがな・カタカナ・漢字・英字の違い(すいとう、スイトウ、bottle など)
- 用途・場面:通勤、部活、アウトドア、オフィス
- 対象:子供、大人、男性用、女性用(商品が本当に対応している場合だけ)
- タイトルに入れると読みにくくなる補足:容量の別表記、略称
入れない語
| 入れない語 | 理由 |
|---|---|
| タイトル・箇条書きと同じ語の繰り返し | すでに拾われている。枠の無駄になる |
| 他社のブランド名・商品名 | 規約違反になり得る。出品停止の原因になる |
| ASIN・型番の羅列 | 検索の材料として役に立たない |
| 「新商品」「セール」「人気」など一時的・主観的な語 | 規約で控えるよう案内されている種類の語 |
| 商品と関係のない語 | 検索に出ても買われず、購入率を下げる |
| 不適切な語・誤解を招く語 | 規約違反になり得る |
一番効くのは「タイトルに入っていない、でも実際に検索されている言い換え」です。どんな言い換えが検索されているかは、キーワードの集め方の手順で、サジェストや広告の検索語レポートから拾えます。
文字数(バイト数)の考え方
検索キーワード欄には上限があり、文字数ではなくバイト数で決まっています。上限を超えると、欄に入れた語がまとめて検索に使われないことがあるため、詰め込むほど危険です。
日本語で書くときに気をつけたいのは、1文字のバイト数が英数字と違う点です。一般的な文字コードでは、半角の英数字は1文字1バイトですが、ひらがな・カタカナ・漢字は1文字で3バイト程度になります。仮に上限が500バイトだとすると、日本語だけで埋めた場合はおよそ160文字前後で上限に届く計算です。
上限の値はカテゴリーや時期で変わることがあるので、登録画面とセラーセントラルの最新の案内で確認してください。入れる前に、テキストをバイト数を数えられる道具に貼って測っておくと安全です。
区切り方
- 語と語の間は半角スペースで区切る。カンマや読点は要らない
- 同じ語を2回入れない
- 単数・複数や大文字・小文字の違いを両方入れる必要はない
- 語順は気にしなくてよい。組み合わせは検索側で判断される
書く手順
- タイトル・箇条書き・属性に入っている語を書き出す
- 広告の検索語レポートやサジェストから、関連する検索語を集める
- 1で書き出した語を2から消す。残ったものが候補
- 候補から、商品に当てはまらない語と入れない語を外す
- 検索されていそうな順に並べ、半角スペースでつなぐ
- バイト数を測り、上限に余裕を残して収める
- 登録した日をメモしておく
5で順番を付けておくのは、上限に収まらないときに後ろから削れるようにするためです。
書いた後に効いているかを確かめる
登録したら、反映まで数日置いてから確かめます。
一番簡単なのは、入れた語で実際に検索してみることです。ただし順位が低いと何ページめくっても見つからないので、検索語と一緒に自社のブランド名を入れて検索し、商品が出てくるかを見ます。出てくれば、その語は検索の対象になっています。
もう一つは、ブランド登録をしていれば使える検索クエリのパフォーマンスで、どの語で表示されているかを見る方法です。見方は検索クエリパフォーマンスの見方にまとめています。
拾われていても売れるとは限りません。検索の対象になったことと、検索結果の上位に出ることは別です。上位に出ない理由の切り分けは検索順位が上がらないときの確認手順を参照してください。
よくある質問
検索キーワード欄を埋めれば順位が上がりますか。 この欄は「検索の対象に入るかどうか」を補うもので、順位を上げる道具ではありません。順位は売れ行きや購入率などの影響を受けます。対象に入っていない語で検索した人には一度も表示されないので、その入口を作るのがこの欄の役割です。
競合のブランド名を入れてはいけないのはなぜですか。 他社のブランド名や商品名を入れることは、規約で禁止されている種類の行為に当たります。検索での露出が一時的に増えても、指摘を受けたときの影響のほうが大きいので入れないでください。競合の名前で検索した人に見てもらいたい場合は、広告の商品ターゲティングを使うのが正面からの方法です。
バリエーションの子商品ごとに書き分けたほうがいいですか。 色やサイズで検索されやすい商品なら、子商品ごとに書き分ける価値があります。たとえば「赤」「レッド」は赤の子商品にだけ入れます。共通の語は親子で同じでも構いませんが、上限は子商品ごとにかかる点に注意してください。
まとめ
- 検索キーワード欄は、タイトル・箇条書きに入らなかった語を補う見えない欄
- 入れるのは言い換え・表記ゆれ・用途・対象。タイトルとの重複は入れない
- 他社のブランド名・一時的な語・関係のない語は入れない
- 上限はバイト数。日本語は1文字が複数バイトになるので、事前に測る
- 区切りは半角スペース。検索されていそうな順に並べ、溢れたら後ろから削る
- 登録後はブランド名と組み合わせた検索や検索クエリのデータで拾われているか確かめる
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