「Amazon SEO」という言葉は広まりましたが、Googleの検索対策と同じ感覚で取り組むと、ほぼ空振りします。結論から言うと、Amazonの検索順位を決めているのは「その検索語と商品が一致しているか」と「表示したときに売れる確率が高いか」の2つです。被リンクも、ドメインの強さも関係ありません。
この記事では、順位を決める要素を「一致」と「売れる確率」に分けて整理し、どこから手をつけるかの順番を書きます。
Amazon SEOとGoogle SEOの違い
| Amazon | ||
|---|---|---|
| 検索する人の目的 | 買う | 調べる・比べる・買う |
| 順位を決める軸 | 検索語との一致 × 売れる確率 | 内容の質・信頼・被リンクなど多数 |
| 順位が動く速さ | 数日〜数週間 | 数週間〜数か月 |
| 自分で触れる範囲 | 商品ページ・価格・在庫・広告のほぼ全部 | 自サイトの中だけ |
Amazonは「検索した人に買ってもらう」ことで手数料を得る場です。だから、表示しても売れない商品は上に出しません。逆に言えば、売れる確率を上げる手を打てば、順位は追いかけてきます。
順位を決める要素を2つに分ける
1. 検索語との一致(インデックス)
そもそも検索結果に出るためには、その語が商品ページのどこかに入っている必要があります。
- 商品名(タイトル):最も重みが大きい。主要な検索語を前半に。書き方は商品名の書き方
- 箇条書き(商品の説明5行):商品名に入りきらない語と、用途・対象を入れる(箇条書き5行の設計)
- 商品仕様(属性)欄:色・サイズ・素材・対応機種など。埋めるだけで絞り込み検索に出るようになる(商品仕様欄を埋めるだけで流入が増える理由)
- 検索キーワード欄(裏キーワード):表に出ない補助の語。表記ゆれ・言い換えを入れる
ここは「入っているか、いないか」の世界です。まず、狙う検索語で自社商品が検索結果に出るかどうかを確認してください。出ていなければ、順位の話以前です。
2. 売れる確率(パフォーマンス)
検索語に一致する商品が並んだあと、順位を分けるのがここです。
- クリック率:メイン画像・商品名・価格・レビューの星と件数で決まる。検索結果の一覧で「押されるか」
- 購入率(転換率):ページに入ったあと買われる割合。サブ画像・A+・箇条書き・価格・レビュー内容・在庫の有無
- 販売実績:直近の販売数。売れている商品はさらに上に出る
- 在庫:在庫切れの間は表示されず、戻しても順位は落ちている(在庫切れを防ぐ発注基準)
- 広告:広告経由の販売も実績として積み上がる。自然順位が低い検索語で広告を出し、売れた実績で自然順位を押し上げる使い方ができる
着手する順番
全部を一度に直そうとすると、どれも中途半端になります。効く順番はこうです。
- 狙う検索語を3〜5個に絞る。 検索用語レポート(広告)と、競合の商品名から拾う(除外キーワードの決め方にレポートの読み方があります)
- その語で検索結果に出るか確認する。 出ないなら商品名・箇条書き・商品仕様・裏キーワードに入れる
- メイン画像を直す。 クリック率に一番効く。順位を上げる前にクリック率を上げないと、上がっても売れない(メイン画像で購入率が変わる理由)
- サブ画像と箇条書きで購入率を上げる。(サブ画像6枚の構成)
- 在庫を切らさない体制を作る。 順位は積み上げに時間がかかり、在庫切れで一気に落ちる
- 広告で実績を作る。 狙う語に広告を出し、売れた実績を自然順位に還元する。ACOSの上限は粗利から決める(利益シミュレーターで損益分岐ACOSが出ます)
よくある勘違い
- キーワードを詰め込めば上がる:一致は「入っているか」の話で、回数は関係ありません。読みにくい商品名はクリック率を下げます
- レビューが増えれば上がる:星と件数はクリック率と購入率を通じて効きます。規約違反のレビュー集めはアカウント停止のリスクのほうが大きい(レビューを増やす方法と、やってはいけないこと)
- 順位だけ見ていればいい:順位が上がっても、売れて利益が残らなければ意味がありません。順位・クリック率・購入率・粗利を一緒に見てください
まとめ
- Amazon SEOは「検索語との一致」と「売れる確率」の2軸。被リンクやドメインの強さは関係ない
- まず狙う語で検索結果に出るかを確認し、出なければ商品名・箇条書き・商品仕様・裏キーワードに入れる
- 順位を上げる前にメイン画像でクリック率を上げる。上がっても売れなければ順位は維持できない
- 在庫切れは順位を一気に落とす。発注基準を先に作る
- 広告は「売れた実績を自然順位に還元する」使い方をする。上限ACOSは粗利から決める
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