商品名にも箇条書きにも入れたはずの語で検索しても、自分の商品が出てこない。広告を出せば表示されるのに、自然検索ではどこにもいない。こういうとき、まず疑うのが「その語で商品がインデックスされていない」状態です。
インデックスとは、Amazonの検索がその商品を「この語の検索結果に出してよい商品」として登録している状態のことです。登録されていない語では、順位が低いのではなく、そもそも候補に入っていません。順位を上げる工夫をする前に、候補に入っているかを確かめる必要があります。
この記事では、Amazon インデックス 確認の手順を、確かめ方・原因の切り分け・直し方・再確認の順に書きます。順位そのものの見方は検索順位の確認方法に分けてあるので、あわせて読んでください。
Amazon インデックス 確認の基本は「ASIN+語」の検索
出品者のあいだで広く使われている確かめ方は、Amazonの検索窓に「ASIN」と「確かめたい語」を半角スペースでつないで入れる方法です。
- 商品のASIN(B0から始まる10桁)を控える
- 検索窓に「B0XXXXXXXX 確かめたい語」と入れて検索する
- 自分の商品が1件だけ出れば、その語でインデックスされていると判断する
- 「結果がありません」や別の商品だけが出る場合は、インデックスされていない可能性が高い
ASINで絞り込んだうえで語を足すので、順位に関係なく「その語の候補に入っているか」だけが分かります。検索結果の何ページ目にいるかを探す必要がありません。
確かめるときの注意が3つあります。
- ログアウトした状態か、別のブラウザで確かめる。 閲覧履歴の影響で結果が変わることがあります
- 語は1つずつ確かめる。 複数の語を一度に入れると、どの語で引っかかったのか分からなくなります
- 表記の揺れも別の語として確かめる。 全角と半角、カタカナとひらがな、単数と複数の言い方で結果が分かれることがあります
この方法はAmazonが公式に案内している仕組みではなく、検索の挙動から確かめる簡易的なやり方です。結果がおかしいと感じたら、時間を置いて再度確かめるか、次の節の別の材料と突き合わせてください。
検索窓以外で確かめる材料
検索窓での確認は1語ずつなので、語が多いと手間がかかります。次の材料と組み合わせると、確かめる語を絞れます。
| 材料 | 分かること | 使いどころ |
|---|---|---|
| 検索窓での「ASIN+語」 | その語の候補に入っているか | 重要な語を1つずつ確かめる |
| 広告の検索用語レポート | 実際にどの語で表示・クリックされたか | 自然検索では出ない語が、広告でだけ出ていないかを見る |
| 検索クエリパフォーマンス(ブランド登録が必要) | 自社商品がどの検索語で表示・クリック・購入されたか | 表示が0の語を洗い出す |
| 調査ツールの逆引き | 競合が表示されている語と自社の差 | 狙っているのに自社だけ表示がない語を探す |
検索クエリパフォーマンスの見方は検索クエリパフォーマンスの使い方にまとめています。表示回数が付いている語は、少なくとも一度は候補に入っています。表示が0の語や、一覧に出てこない語が、検索窓で確かめる候補です。
確かめる語の一覧を作る
いきなり検索を始めると、確かめた語と結果がばらばらになります。先に一覧を作り、結果をその横に書き込む形にすると、直したあとの再確認でも同じ表を使えます。
一覧に入れる語は、次の順に集めます。
- 商品名に入れている語(ブランド名を除く主要な語)
- 箇条書きと検索キーワード欄(バックエンド)に入れている語
- 広告で売上が出ている検索語
- 競合の商品名に共通して入っていて、自社にない語
語の集め方そのものはキーワードの集め方に手順があります。一覧は20〜40語程度が目安です。多すぎると確かめるだけで終わってしまうので、検索数の多い語と、売上につながっている語を上に並べます。
一覧の列は「語・入れている場所・確認日・結果(出る/出ない)・原因の見立て・直した日・再確認の結果」の7つにしておくと、あとから経過を追えます。
出ない語を原因ごとに切り分ける
インデックスされていない語が見つかったら、原因を切り分けます。よくあるのは次の6つです。
| 原因 | 見分け方 | 直す場所 |
|---|---|---|
| そもそもどこにも入っていない | 商品名・箇条書き・検索キーワード欄を検索しても見当たらない | 検索キーワード欄か、自然に入るなら商品名・箇条書き |
| 検索キーワード欄の上限を超えている | 欄の後ろのほうに入れた語だけ出ない | 重複や不要な語を削り、重要な語を前に寄せる |
| 表記の揺れ | 「ステンレス」は出るが「ステンレス製」は出ない、などの差がある | 揺れのうち検索されている形を足す |
| 使えない語が含まれている | 他社のブランド名、誇大な表現、一時的な言葉などを入れている | 該当の語を外す。外すと残りが読まれるようになることがある |
| カテゴリーや商品タイプの設定がずれている | 関連する語の多くがまとめて出ない | 商品タイプ・カテゴリーの設定を見直す |
| 出品そのものが検索から外れている | ASIN単独で検索しても出ない | 出品の状態(停止・抑制)をセラーセントラルで確かめる |
検索キーワード欄の上限や、使えない語の決まりは、時期によって変わることがあります。数字や条件はセラーセントラルのヘルプで最新の案内を確認してください。欄の書き方は検索キーワード(バックエンド)の書き方にまとめています。
1語だけ出ないのか、まとめて出ないのか
切り分けで最初に見るのは、出ない語の数です。
- 1〜2語だけ出ない:その語が入っていない、表記が違う、上限で切れている、のどれかが多い
- 関連する語がまとめて出ない:カテゴリーや商品タイプの設定、使えない語の混入など、出品全体の問題を疑う
- ASIN単独でも出ない:インデックスの問題ではなく、出品が検索から外れている
まとめて出ない場合に1語ずつ足しても直りません。出品全体の設定を先に確かめてください。
直し方の手順と、やってはいけないこと
原因の見立てがついたら、次の順で直します。
- 一度に直すのは1か所だけにする。 複数を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります
- 直す前の文面を控えておく。 商品名・箇条書き・検索キーワード欄をそのまま一覧の横に貼っておきます
- 入れる場所を決める。 商品名に自然に入るなら商品名、入らないなら箇条書き、それでも無理なら検索キーワード欄に入れます
- 保存後、反映を待ってから再確認する。 反映までの時間は一定ではないので、翌日・3日後・1週間後の3回確かめると経過が分かります
やってはいけないのは次のことです。
- 商品名に語を詰め込む。 インデックスされても、読みにくい商品名はクリックされません。商品名の考え方は商品名の書き方にあります
- 競合のブランド名を検索キーワード欄に入れる。 決まりに反するうえ、他の語まで読まれなくなる原因になります
- 同じ語を何度も入れる。 繰り返しても効果は増えず、欄の上限を無駄に使います
直したのに出ない場合
1週間たっても出ない場合は、次を順に確かめます。
- 保存した内容が、実際の商品ページに反映されているか(別の出品者や過去の情報が優先されていないか)
- その語が、商品の実態と合っているか(合わない語は入れても候補に入りにくいことがあります)
- 同じASINに複数の出品者がいる場合、商品情報の決定権が自社にあるか
商品情報の決定権の問題は、ブランド登録の有無で扱いが変わります。詳しくはブランド登録のメリットを見てください。
確認を習慣にする頻度
インデックスの確認は、一度やって終わりではありません。商品ページを直したとき、カテゴリーの設定が変わったとき、検索数の多い語の売上が急に落ちたときは、その都度確かめます。
| タイミング | 確かめる語 | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 新商品の出品から1週間後 | 一覧の全語 | 30〜60分 |
| 商品ページを直した翌日・3日後・1週間後 | 直した語と、その周辺の語 | 10分 |
| 月1回の点検 | 売上上位の5〜10語 | 15分 |
| 特定の語の売上が急に落ちたとき | その語と表記の揺れ | 5分 |
月1回の点検に組み込むなら、月1回の運用ルーティンの項目に足しておくと抜けません。
よくある質問
ASINと語で検索して出たのに、普通に検索すると見つかりません。 インデックスはされていて、順位が低い状態です。候補には入っているので、次は順位を上げる段階になります。販売実績やクリックされやすさが順位に影響すると考えられているため、商品名・メイン画像・価格の見直しや、その語での広告から手を付けてください。順位が上がらない原因の整理は検索順位が上がらない原因にあります。
検索キーワード欄に入れた語が、商品名に入れた語より反映が遅い気がします。 入れた場所によって反映の早さが違うと感じる出品者は多いですが、Amazonは仕組みの詳細を公表していません。気になる場合は、重要な語ほど商品名か箇条書きに自然に入れておき、検索キーワード欄は補助として使うと、確認の手間も減ります。
インデックスされていない語に広告を出すと表示されますか。 キーワードを指定した広告では、自然検索のインデックスとは別に表示されることがあります。ただ、広告でだけ表示されている状態は、広告を止めると表示も止まります。広告で売れている語は、商品ページにも入っているかを確かめ、自然検索でも候補に入る状態にしておくと、広告費に頼る割合を下げられます。
確認作業を外に頼むことはできますか。 頼めます。ただ、一覧の作成と原因の切り分けには商品の知識が要るので、最初の一覧は自社で作り、確認と記録を頼む分け方が進めやすいです。商品ページ全体の見直しまで頼む場合は、Amazon運用代行の内容に作業範囲を載せています。
まとめ
- 検索に出ない語は、順位が低いのではなく、候補に入っていない可能性がある
- 確かめ方は検索窓に「ASIN+語」を入れる方法。1語ずつ、ログアウトした状態で確かめる
- 検索用語レポートと検索クエリパフォーマンスで、確かめる語を先に絞る
- 出ない語は、入っていない・上限超え・表記の揺れ・使えない語・設定のずれ・出品の停止に分けて考える
- 直すのは一度に1か所。直す前の文面を控え、翌日・3日後・1週間後に再確認する
- 新商品の出品後、ページを直したとき、月1回の点検で確かめる
自社の商品ページのどこが弱いのか見当がつかない場合は、無料の運用診断で商品ページ・広告・在庫のどこから手を付けるかを整理できます。
